こんにちは、あの日なりたかった大人になれなかった大人、なりそこね子です。
「ランニングって、何がいいの?」「なんでそこまで続けられるのか理由が知りたい」
ランニングを始めていない人、始めてみたけど挫折した人、誰もが一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。
確かに、毎朝しんどい思いをして走るなんて、ちょっと変な趣味ですよね。
でも、ランニングは私に、ダイエットや食事の変化だけじゃない、お金では買えないたくさんの「経験値」と「自信」を与えてくれました。
今日は、そんな私がなぜ走り続けるのか、「ランニング初心者が思う、ランニングの好きなところ3つ」について、熱く語らせてください。
ランニング初心者が思う、ランニングの好きなところBest3
普段は味わえない「自分、生きてる!」という強烈な実感
皆さんは、日常生活で心臓がバクバクするほど頑張ることって、どれくらいありますか?
在宅ワーカーの私は、日々の生活ではあまりないことでした。
でも、ランニング中は違います。全身に負荷がかかり、足の筋肉、心臓、肺、体の内臓すべてが、血液と酸素を運ぶためにものすごく忙しく働いているのが分かります。
走り始めたばかりの頃は、「そのうち楽に走れるようになるんだろうな♪」と甘く考えていました。しかし、少し慣れてきたら、もっと速く走りたい、もっと遠くまで行きたいという欲が出てきて、常に自分の限界ギリギリの負荷の中で走り続けています。
走っている最中は「もう無理!」「なんでこんなことしてるんだ…」と自問自答の繰り返し。
でも、NIKEのランニングアプリが「お疲れ様でした。目標距離達成」と告げてくれた瞬間、体に一気に安堵感が広がります。そして、達成感とともに湧き上がってくるのが「ああ、自分、生きてる…!」という強烈な感覚です。
この感覚は、ランニングをしたからこそ得られる最高の報酬であり、この達成感が病みつきになり、毎回自らしんどい思いをしてしまいます。
孤独じゃない!新しい朝を「イツメン」と迎える日々
ランニングは孤独な趣味だと思っていました。でも、私のランニングコースである早朝の公園には、たくさんの仲間がいました。
日の出の30分前に家を出て、徐々に明るくなる世界を黙々と走る。
最初は暗いし危なそう、私以外に誰もいないんじゃないかと思っていましたが、実際にはたくさんの人がそれぞれの時間を過ごしていました。
早朝の公園で見かけるのは、ウォーキングに来る人、愛犬の散歩をする人、おしゃべりを楽しむおじいちゃんおばあちゃん、そして、黙々と走るランナーたち…。
彼らは皆、私のことを気にする素振りもなく、ただただ自分の時間を楽しんでいます。この「良くも悪くも、誰も私なんて見てない」という事実に気づいた時、私は一気に心が楽になりました。
そして、毎朝のように顔を合わせる人たちを、私は勝手に「早朝のイツメン」だと思っています。
黙々と走る自分より速い人を見ると「かっこいいな…」と憧れ、私よりゆっくりだけど頑張って走っている人を見ると「私も頑張ろう」と励まされます。
物理的なつながりはなくても、朝の澄んだ空気の中、共に汗を流す彼らは、間違いなく私のモチベーションを支える大切な仲間たちです(言い過ぎかもしれない)。
体重以外で得られる「成長と達成感」
正直、ランニングは続かないと思っていました。いつかのジムみたいに、なんだかんだ言い訳をしていつの間にかやらなくなるだろうと、初回のランニングに誘ってくれた友人も、私自身も思っていました。
しかし、ランニングは私に、「体重」以外の達成感をくれました。
初日はたったの2.73kmしか走れなかった私が、今では5km以上をどうにか根性で走れるようになりました。
「今日はなんだか楽に走れるな」と、自分の体の変化を感じる瞬間が増えました。
体重は減らなくても、距離が伸びたり、ペースが上がったりと、数字で成長を実感できるのが、楽しくて続けられた大きな理由です。
もし今日しんどくて走れなくても、前回の自分と比べればいい。たった40分程度つらい思いをするだけで、その日一日の自分を肯定できる。こんなにもコストパフォーマンスの良い達成感は、他にはないと思います。
始める前のネガティブなイメージをぶっ壊す!
ランニングを始める前は、正直ネガティブなイメージしかありませんでした。
でも、続けていくうちにそんなことはないと分かりました。
・気温に左右されそう→真夏も早朝なら意外と走れる。冬の経験はまだありませんが、重ね着すれば問題なさそうです。
・ジムじゃないからやる気出なさそう→逆に、やる気がなくてもすぐに始められる手軽さが、私のようなズボラ人間には継続につながりました。
・私のようなデブが走っていると笑われそう→良くも悪くも、誰も私のことなんて見ていません(笑)。
ランニングは、始める前のイメージを良い意味で裏切ってくれました。
そして、今では走りに行かなかった日は「無理してでも行けばよかった」「走りたい〜」と思うようにまでなりました。
まとめ:ランニングは最高の「自己肯定感」ツール
ランニングは、ただ痩せるための運動ではありませんでした。
・限界まで頑張る自分
・毎日少しずつ成長している自分
・どんな体型の自分でも、黙々と受け入れてくれる他人
ランニングは、そんな自分と向き合い、小さな成長を実感できる、最高の「自己肯定感」ツールでした。
大人になってから、こんな風に自分を心から肯定できる経験はそうそうありませんでした。
「継続は力なり」という言葉が、こんなにも重みのあるものだとは…。
ありがとう、あの日ランニングに連れ出してくれた鬼教官。ランニングは、私を「なりそこね子」から、少しだけ「なりたい自分」に近づけてくれています。
次回はそんな絶好調な折に、献血に行ってしまい急に走れなくなったというおっちょこちょいエピソードです。
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